「心の和室の襖はビリビリ」

古賀裕人のブログ

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なりたかったのは、あるいは優しい独裁者

子どもの頃から捻くれていた。 友人たちが仮面ライダーに憧れている横で、私は没個性的なショッカーたちにシンパシーを感じていた。 同級生が「モーニング娘の中で誰が一番好きか」について大激論を交わす傍らで、私は平山あやの勝気な眉頭に恋をしていた。 …

世界、あるいは下手くそな自己について

「なんで勉強しなくちゃいけないの?勉強なんかが一体、何の役に立つっていうの?」 そんな風な質問を、自分の子どもから、兄弟から、あるいは教え子などから受けたことがあるかもしれない。 もちろん私たち自身にも、同様の疑問を抱いた経験があったはずで…